【DOS窓】NYAOS CKW+α【便利化】
-- 2010/12/14 22:36
昨日夜鉄道写真ページ作ったあとのせっかくイマイチ色々やる気が起きない日だったからPC環境整備を行った。
最近Linuxに面白半分に傾倒しているので、DOS窓が非常に煩わしく思えることが多くなってきた。
なんでコマンドのタブ補完せえへんねんとかdir全部白黒やねんとか
まあいろいろ。
当方Cygwinとかそういう自分の世界を作り上げてしまう環境はどうも好かんので、単純なEXE+PATHとかでなんとかなる方法を探していた。
そこで下記に紹介するNYAOSとCKWというのに行き当たった。
CKWというのは、コマンドプロンプトの古き互換仕様=使いにくさの一端とも言える
・IME入力切替が'ALT+半角/全角'で独自管理
・コピーアンドペーストがしにくい
・最大化しても横幅が変わらない
などの問題を解決するプログラムである。
これをつかうと、様々な設定項目をテキストファイルに書くことで上記の解消だけでなしに
・ウインドウ半透明化
・背景の表示
・フォント切替
等等ちょこちょこしたカスタマイズも出来るという優れものである。
ちなみにこのCKWでそれが可能なのは、これが単体でウインドウを表示するソフトウェアであるからで、コマンドプロンプト"っぽい"動作をする独自ウインドウの動作をあれこれかえているからなのだ。
なので、コマンドプロンプトを立ち上げて
などとしてもコマンドプロンプトとは別のウインドウが開くことになる。
これをコマンドプロンプトの代替とするためどう処理するかは後述する。
NYAOSはUn*xシェル風の履歴補完やコマンド補完をはじめとした、多機能な代替シェルである。
こちらも多くの設定項目があり、色をはじめキーバインドやエイリアスも簡単に設定できる。また標準でもlsなどのコマンドを組み込んでいる。
こちらは前に見つけてCKWなしでたまーに使用していたが、これまで常用するには至らなかった。
さてこれらを連携させて使うわけである。
CKWの設定には、CKW起動時につかうシェルを指定する項目がある。ここにnyaos.exeのパスを記述すれば、CKW起動時にNYAOSが使えるというわけだ。
1.まずはダウンロード。
・CKW (元作者のサイトは消えたが改造版が配布中)
http://d.hatena.ne.jp/hideden/20071123/1195822428 ckw-0.8.10-mod2-bin.zip
https://github.com/deflis/ckw-mod/downloads ckw-mod-0.9.0-d2.zip
NYAOS本家様にっきで拙記事を素早く捕捉していただいたんですが、そこでの指摘を考慮しCKW最新版のリンクに書き換えました。
・NYAOS http://www.nyaos.org/index.cgi?p=NYAOS+3000 nyaos-3.0.0_1-win.zipまたは最新版ぽいの
2.テケトーなところにふたつを解凍配置しパスを通す。
便利のためというわけで必須ではないんでパス通しは飛ばしてもいいです。
例:
これだと後々色々追加するときもC:\usr\binなんかにパスを通せばOK。
3.それぞれの設定をする。
ckw.cfgにある
お好みで_nyaにある'option prompt'なんかを変更
例:
あと'option ls_colors'を
4.呼び出せ!
デスクトップにckw.exeへのショートカットでも作る。
さてここまででコマンドプロンプトのデフォルトの動作と比較しての利便性はそれなりに上がったはずである。タブ補完も出来るしふつーにIMEもきくようになったであろう。
しかぁし!これではまだまだ最近のLinuxとかには遠い操作性。いちいちスタートボタン OR Winキー+Rなんかからコマンドプロンプトを立ち上げcdcdしていくのは膨大な時間の無駄である(たぶん)。
そこで今度はコマンドプロンプトをエクスプローラ内任意のフォルダの右クリックメニューから開けるようにしてみたいと思う。
(なおちなみに自分はこれは最初からやってあったので、新規事項はこれとCKW+NYAOSをどう連携するかである。)
注意:レジストリを弄る作業です。バックアップをとったりして不測の事態に備えてください。皆さんのパソコン蛾ぶっ壊れても筆者は責任を負えません。
以下の記述はCKWを利用するだけなら要りませんので次の「CKW+NYAOS Final」まで飛ばしてかまいません。ですが有用なので設定しておいてもいいでしょう。
自分の知る方法はXP,2000と7などとで異なるのでどちらも説明。というかリンク貼るだけ。
・XP 2000 FolderPrompt をインストールするだけ。
・Windows7
http://tokcs.com/blog/2009/11/16/windows7_shell-extension/
http://kayuitoko.blog129.fc2.com/blog-entry-11.html
Windowsキー+Rからregeditと打ってエンターしレジストリエディタを開く。
など(だっけな?)のExtendedとNoWorkingDirectoryキーを削除することで使えるようになる(要再ログイン)。
これでコマンドプロンプトが任意のフォルダの右クリックメニューから開けるようになったはず。これ最強。
と、さていよいよ最後。
と書いておいてなんですが、もっといい方法がレジストリ弄り関係でありそうな気が激しくします。
ですがめんどくさいので今迄他でも使ってきたこの方法でFAってことで一応。
レジストリいじり。気をつけられよ。
http://d.hatena.ne.jp/orangeclover/20090822/1250947485、http://kayuitoko.blog129.fc2.com/blog-entry-11.html等を参考に。
そのキーの'既定(REG_SZ値)'なる値に'コマンドプロンプト(ckw)(&C)'とか入力する(名前は割となんでもいい)。
さらに
++この操作を
するとなんということでしょう!フォルダの右クリックメニューに'コマンドプロンプト(ckw)(C)'とか出てるではありませんか!
以下のAUTOEXEC.BATの記述はやはりCKW利用には不必要ですが、まあ便利っぽいのでお好みでどうぞ。
XPの話です。たぶん2000はいっしょ。7はためしていない。
唐突だが、AUTOEXEC.BATをご存じだろうか。ココまでこの記事を読み進めた人ならご存じの方も多いと思う。
これがNT系になってからは廃止されており、パス指定や自動実行の仕方が簡単になったのか難しくなったのか、まあちょいちょいと変化があった。
こいつを復活させて従来通りの自動実行を出来るようにすれば、CKW+NYAOSに限らず何かと便利なはず。
と言うわけでレジストリ。
のAutoRun値(文字列値)を作成または修正し、C:\usr\dos\autorun.batなどとする。
これだけである。
こうすれば、以後コマンドプロンプトを起動する度に"C:\usr\dos\autoexec.bat"が実行されるのだ。
これなら話は早い。ただ単にシェルスクリプトを書くだけである。
ちなみに筆者はこうした。
……なんか一瞬窓がでて消えて別のところにCKW起動するけど気にしない!
最後のはイマイチ釈然としないのだが、ただAUTOEXEC.EXEが設定できるのは他にも何かと便利かと思うので是非活用されたい。
ふむ。
なんかたりない。
ああ
シェルを便利にしたんだからコマンドも便利にしなきゃいかんだろう。
大学に入って理系しかも理学部なんかに進むとなんだかんだでLinuxに全く触れないという選択肢は無くなると言っていい。
tarコマンドとか使いたいしsha1sumも調べたい。
調べてみたらやはりある、非Cygwin的単体実行ファイルでのLinuxコマンド移植。
今回はUnixUtils(紹介記事)を導入してみた。
これまでunzipとかtarとかは単体で入れてたりしてたので取捨選択してC:\usr\binにほりこんだ。
ついでにdigとかもいっしょに入れた(というか本当のところを言えば、今回は最初はdig探しからはじまってここまできた)。あとvim(vim73_46w32.zipとvim73_46rt.zip)もね。ああ、slもわすれずに(ぉ
なお前にGnuWin32ちゅうのをためしてたがこちらはインストーラもなく完全ZIPのみあと勝手にしろ的なのが逆に好感。
結局こんな中身。

整理されてないのは勘弁www
なおcygwinフォルダの中身はdig,whoisなど。cygwin.dll必要とかいうことだったんで隔離
これで快適なWindowsCUIライフが送れるNE!
そんなこんなで是非お試しあれ。
追記
これで暫く試してみると、コマンドラインアプリケーションのフロントエンドになっているアプリケーションでもって不具合が出る(CKW窓が命令回数立ち上がる+本来の処理が為されない)ことが判明。
ひとまずAUTOEXECの記述をはずし、cmd立ち上げてからa.batとかを呼ぶ応急処置。
やっぱレジストリ関連で独自の処理にした方がよさげである。
上で解決済み
当初投稿時間:2010-12-12T19:15:58+09:00
最近Linuxに面白半分に傾倒しているので、DOS窓が非常に煩わしく思えることが多くなってきた。
なんでコマンドのタブ補完せえへんねんとかdir全部白黒やねんとか
まあいろいろ。
当方Cygwinとかそういう自分の世界を作り上げてしまう環境はどうも好かんので、単純なEXE+PATHとかでなんとかなる方法を探していた。
そこで下記に紹介するNYAOSとCKWというのに行き当たった。
CKW
CKWというのは、コマンドプロンプトの古き互換仕様=使いにくさの一端とも言える
・IME入力切替が'ALT+半角/全角'で独自管理
・コピーアンドペーストがしにくい
・最大化しても横幅が変わらない
などの問題を解決するプログラムである。
これをつかうと、様々な設定項目をテキストファイルに書くことで上記の解消だけでなしに
・ウインドウ半透明化
・背景の表示
・フォント切替
等等ちょこちょこしたカスタマイズも出来るという優れものである。
ちなみにこのCKWでそれが可能なのは、これが単体でウインドウを表示するソフトウェアであるからで、コマンドプロンプト"っぽい"動作をする独自ウインドウの動作をあれこれかえているからなのだ。
なので、コマンドプロンプトを立ち上げて
C:\>ckw
などとしてもコマンドプロンプトとは別のウインドウが開くことになる。
これをコマンドプロンプトの代替とするためどう処理するかは後述する。
NYAOS
NYAOSはUn*xシェル風の履歴補完やコマンド補完をはじめとした、多機能な代替シェルである。
こちらも多くの設定項目があり、色をはじめキーバインドやエイリアスも簡単に設定できる。また標準でもlsなどのコマンドを組み込んでいる。
こちらは前に見つけてCKWなしでたまーに使用していたが、これまで常用するには至らなかった。
CKW+NYAOS「基本」
さてこれらを連携させて使うわけである。
CKWの設定には、CKW起動時につかうシェルを指定する項目がある。ここにnyaos.exeのパスを記述すれば、CKW起動時にNYAOSが使えるというわけだ。
1.まずはダウンロード。
・CKW (元作者のサイトは消えたが改造版が配布中)
https://github.com/deflis/ckw-mod/downloads ckw-mod-0.9.0-d2.zip
NYAOS本家様にっきで拙記事を素早く捕捉していただいたんですが、そこでの指摘を考慮しCKW最新版のリンクに書き換えました。
・NYAOS http://www.nyaos.org/index.cgi?p=NYAOS+3000 nyaos-3.0.0_1-win.zipまたは最新版ぽいの
2.テケトーなところにふたつを解凍配置しパスを通す。
便利のためというわけで必須ではないんでパス通しは飛ばしてもいいです。
例:
C:\usr\bin\nyaos.exe
C:\usr\bin\_nya
C:\usr\bin\ckw.exe
C:\usr\bin\ckw.cfg
これだと後々色々追加するときもC:\usr\binなんかにパスを通せばOK。
3.それぞれの設定をする。
ckw.cfgにある
Ckw*exec: cmd.exe
をCkw*exec: nyaos.exe
に変更お好みで_nyaにある'option prompt'なんかを変更
例:
option prompt $e[37;1m$w$$ $e[37;0m
あと'option ls_colors'を
option ls_colors fi=37;1:di=34;1:sy=36;1:ro=31;1:hi=33;1:ex=32;1:ec=0
のように追加するとLinux色に近いかも。4.呼び出せ!
デスクトップにckw.exeへのショートカットでも作る。
も~っと!CKW+NYAOS
さてここまででコマンドプロンプトのデフォルトの動作と比較しての利便性はそれなりに上がったはずである。タブ補完も出来るしふつーにIMEもきくようになったであろう。
しかぁし!これではまだまだ最近のLinuxとかには遠い操作性。いちいちスタートボタン OR Winキー+Rなんかからコマンドプロンプトを立ち上げcdcdしていくのは膨大な時間の無駄である(たぶん)。
そこで今度はコマンドプロンプトをエクスプローラ内任意のフォルダの右クリックメニューから開けるようにしてみたいと思う。
(なおちなみに自分はこれは最初からやってあったので、新規事項はこれとCKW+NYAOSをどう連携するかである。)
注意:レジストリを弄る作業です。バックアップをとったりして不測の事態に備えてください。皆さんのパソコン蛾ぶっ壊れても筆者は責任を負えません。
以下の記述はCKWを利用するだけなら要りませんので次の「CKW+NYAOS Final」まで飛ばしてかまいません。ですが有用なので設定しておいてもいいでしょう。
自分の知る方法はXP,2000と7などとで異なるのでどちらも説明。というかリンク貼るだけ。
・XP 2000 FolderPrompt をインストールするだけ。
・Windows7
http://tokcs.com/blog/2009/11/16/windows7_shell-extension/
http://kayuitoko.blog129.fc2.com/blog-entry-11.html
Windowsキー+Rからregeditと打ってエンターしレジストリエディタを開く。
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\cmd
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\BackGround\cmd
など(だっけな?)のExtendedとNoWorkingDirectoryキーを削除することで使えるようになる(要再ログイン)。
これでコマンドプロンプトが任意のフォルダの右クリックメニューから開けるようになったはず。これ最強。
と、さていよいよ最後。
CKW+NYAOS Final
ですがめんどくさいので今迄他でも使ってきたこの方法でFAってことで一応。
レジストリいじり。気をつけられよ。
http://d.hatena.ne.jp/orangeclover/20090822/1250947485、http://kayuitoko.blog129.fc2.com/blog-entry-11.html等を参考に。
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell
で新規キーを作成し\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\ckw
とでもシテオク。そのキーの'既定(REG_SZ値)'なる値に'コマンドプロンプト(ckw)(&C)'とか入力する(名前は割となんでもいい)。
さらに
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\ckw
で新規キー\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\ckw\command
("command"の名前は固定)を作成し、こちらもまた'既定(REG_SZ値)'なる値に'C:\usr\bin\ckw.exe -cd %1'とか入力する。++この操作を
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Folder\shell
\\HKEY_CLASSES_ROOT\Drive\shell
などで同様に繰り返せばハッピー。するとなんということでしょう!フォルダの右クリックメニューに'コマンドプロンプト(ckw)(C)'とか出てるではありませんか!
以下のAUTOEXEC.BATの記述はやはりCKW利用には不必要ですが、まあ便利っぽいのでお好みでどうぞ。
XPの話です。たぶん2000はいっしょ。7はためしていない。
唐突だが、AUTOEXEC.BATをご存じだろうか。ココまでこの記事を読み進めた人ならご存じの方も多いと思う。
これがNT系になってからは廃止されており、パス指定や自動実行の仕方が簡単になったのか難しくなったのか、まあちょいちょいと変化があった。
こいつを復活させて従来通りの自動実行を出来るようにすれば、CKW+NYAOSに限らず何かと便利なはず。
と言うわけでレジストリ。
\\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor
のAutoRun値(文字列値)を作成または修正し、C:\usr\dos\autorun.batなどとする。
これだけである。
こうすれば、以後コマンドプロンプトを起動する度に"C:\usr\dos\autoexec.bat"が実行されるのだ。
これなら話は早い。ただ単にシェルスクリプトを書くだけである。
ちなみに筆者はこうした。
@echo off
start ckw
exit
……なんか一瞬窓がでて消えて別のところにCKW起動するけど気にしない!
最後のはイマイチ釈然としないのだが、ただAUTOEXEC.EXEが設定できるのは他にも何かと便利かと思うので是非活用されたい。
ふむ。
なんかたりない。
ああ
Un*xコマンド導入
シェルを便利にしたんだからコマンドも便利にしなきゃいかんだろう。
大学に入って理系しかも理学部なんかに進むとなんだかんだでLinuxに全く触れないという選択肢は無くなると言っていい。
tarコマンドとか使いたいしsha1sumも調べたい。
調べてみたらやはりある、非Cygwin的単体実行ファイルでのLinuxコマンド移植。
今回はUnixUtils(紹介記事)を導入してみた。
これまでunzipとかtarとかは単体で入れてたりしてたので取捨選択してC:\usr\binにほりこんだ。
ついでにdigとかもいっしょに入れた(というか本当のところを言えば、今回は最初はdig探しからはじまってここまできた)。あとvim(vim73_46w32.zipとvim73_46rt.zip)もね。ああ、slもわすれずに(ぉ
なお前にGnuWin32ちゅうのをためしてたがこちらはインストーラもなく完全ZIPのみあと勝手にしろ的なのが逆に好感。
結局こんな中身。

整理されてないのは勘弁www
なおcygwinフォルダの中身はdig,whoisなど。cygwin.dll必要とかいうことだったんで隔離
これで快適なWindowsCUIライフが送れるNE!
そんなこんなで是非お試しあれ。
追記
ひとまずAUTOEXECの記述をはずし、cmd立ち上げてからa.batとかを呼ぶ応急処置。
やっぱレジストリ関連で独自の処理にした方がよさげである。
上で解決済み
当初投稿時間:2010-12-12T19:15:58+09:00
- 関連記事
-
-
エディタ整備 2011/01/18
-
ドメインを移管してみるテスト(お名前→VD) 2010/12/23
-
【DOS窓】NYAOS CKW+α【便利化】 2010/12/14
-
SleipnirがGecko対応間近!!!! 2010/10/20
-
【.NET Framework4】ふー、びっくりした。【インスコエラー】 2010/09/25
-

コメント