（雑おすすめ漫画18日目）こはるびより

雑おすすめ漫画 Advent Calendar 2016 18日目

15日分から止まってしまっていたので11日分一気に更新という無謀。
そもそも「雑」な紹介でないと書けないと思っていたところなのにどんどん詳細に書くようになっていったのが遅延の原因とも言えるので初心に返って「雑」な記事で（ぉ


今回は「こはるびより」（全7巻）。
一応言っておくと、みづきたけひと作の電撃コミックスの作品（OVA化済み）であって、「小春びより」（講談社）や「こはる日和。」（芳文社）などとは無関係です。
なんで多いんやこの題名……。

本作はつまるところメイドロボ✕おたくの純愛ストーリーです。

割とアニメの方の破廉恥げなオープニングで有名だと思うんですが、作風から絵の柔らかさまであの扇情的な印象とはだいぶ異なります。

堂々としたできるおたくの「村瀬さん」



その村瀬さんが愛でてイチャコラするメイドロボ「ゆい」




最初ゆいはメイドロボとして色々葛藤があったみたいですが、二人はしっかりとわかりあっています。



そんな二人の行く末は……。



といった感じ。

いやなかなかないよ。メイドロボ純愛もの。
本作もたしかに形式上ハーレムなんだけども、村瀬さん＆ゆいカポーは基本全く崩れないんですもの。良いよね（）。

この作品で特筆すべき好きな点はやはり「村瀬さん」の描写ですね。
基本いろいろえちい描写もあるにはあるんですが、村瀬さんというおたくは本当に出来たおたく(?)で、ゆいやその他キャラに対して徹底して「萌え」という以外の愛情表現をしません。えちい描写はその他のキャラが担保しつつ、メイドロボとその主人という関係性を最初から最後までかたくなに崩さずに全7巻を走りきるブレのない描写はむしろ歪みさえ感じる程で、作者のこだわりが感じられて良いです。
作品内の論理で正当化されたゆがんだ純愛万歳(?)。

まあそんなわけで、絵がやわらかかわいいし、ゆいがかわいいし、村瀬さんができるおたくだし、なんか適度にエロい感じの純愛メイドロボ愛玩ラブコメディなので、なんかふつうに読める方には(?)結構オススメです。